手術を無事終え、経過もいまのところ問題なし、のハチ。
ただひとつ、彼に問題があるとすると、それはこれ。
そう、傷口を舐めるのを防ぐカラー、です。
(無念…、なんたる嘆かわしい姿だ、オレは)
着けていることにはそんなに嫌がっていないようなんだけど、
歩くたびに柱にゴド、椅子の脚にゴリ、階段でギギ、っとぶつけては
歩みを止められています。
(昨日までできたことができないなんて……)
その音が響くたびに、ハチのプライドが削られるようで、
本当に痛々しい。
(だって、オレは猫なんだぜ、それなのに……)
夕方にはとってもいいことになっているので、がんばれ!
(夕方まで……、耐えられん)