ハチ、外を想う

ハチはよく外を眺めている。

(外ねー)


車の音や、葉擦れの音がすると、ぼーっと外を見ている。

(車かー)



そういえば、わが家に来る前も、2度ほど家出の経験があったようだ。


たしかに、好奇心おう盛なハチにとっては、
ずっと同じ場所に居続けるのもつらいのかもしれない。

きっと外に出たいのだろう。
だよね、ハチ?


(そう、ホントは出たいのねー、んがーーーー)


でも、はち。周りにはこんなにお友達(?)がいるのに大丈夫かね。


まず、ご存じ、しろうくん。

(お前が来るまではその窓辺はオレの特等席だったんだからな)




そして、BUTA。

(いつでも出てこいや、遊んでやるぜ)




白ねこゴジちゃん

(昔は、ここはアタシのシマだったのよ)



最近ごぶさたの、しばまたのぼるくん

(おいらを忘れちゃこまるぜ)




そのほか、写真はないが、臆病三毛君、きじ猫のボス…。



さらにもう少し遠くには、こんなお友達まで…

(なんだよー)




(お前、背中がすすけてるぜ)


どう?




(え、そんなに…



んんんと、きょうは
やっぱ、やめとくは… )


うん、それがいいよ。